さて、この状況はどうしたものか。





────数時間前。






いつものように(死に物狂いで)執務を終わらせ、やっと息をつけたのが日付を跨ぐか跨がないかの微妙な時間。そこへ、タイミングよく現れたのが骸だった。





「綱吉君、仕事終わったのならちょっと来て下さい。」
「へ?」



俺はそこで気付くべきだった、微かに匂うアルコールに。









「ああ、もうっ何でこんなになるまで呑んでるんですか!?」
「何言ってるのまだ呑めるよ。」
「止めてっこれ以上はボンゴレが崩壊しますから!!!」
「うへへ〜骸〜あいしてるぜ〜。」
「黙りなさい駄馬!」





骸に連れられてやって来たのはボンゴレ内にある上層部しか立ち入れない鍛錬室だった。
俺は異常なまでの酒の匂い、鍛錬室の無残な崩壊を目の当たりにした。



「僕が呼ばれて来た時にはもうこの有り様でした。」
「おかしくない?この部屋がこんな壊されるのおかしくない??何この状況。」
「まぁ、跳ね馬と雲雀君ですし…。これ、修理費馬鹿になりませんね。」
「……、キャバッローネと風紀財団に請求しといて。ついでに部屋の防護強化もしよう。」
「そうですね。」
「むくろ〜一緒に寝ようぜ〜。」
「この、馬鹿馬っ!」
「ごふっ!」
「あぁっディーノさん!」




容赦ない骸の攻撃はディーノの鳩尾へとクリティカルヒットした。

「まぁこれで静かになるか…おやすみなさいディーノさん…。」


(その時の綱吉の目は決して笑ってはいなかった事を後に骸は語る。)



「じゃあ骸、ディーノさんよろしく。」
「はっ?嫌ですよこんな人の介抱だなんて。」
「ボス命令。それとも、そんなに雲雀さんの介抱したいの?」
「え…。」



骸は、ちらりと雲雀(片手にはブランデー装備)を見やると笑顔で


「跳ね馬の世話は任せてください!」



勢い良くディーノを担ぎ上げ出て行ってしまった。










────と、言うのが数時間前のお話。


「全く、やっと落ち着いたと思ったら何だろうこの状況。」


やっとの思いで酒を取り上げ自分の部屋へと連れてくる事に成功した綱吉だったが、ベッドに転がした雲雀に膝枕をせがまれてやれやれと膝の上に寝かしつけたのだ。



「……ん、」
「……まぁ、何はともあれ久々にちゃんと会えた…。」


ここ数ヶ月、ボンゴレがとても忙しくまともに顔を合わす事が無かったのだ。
やっとボンゴレの事務業務を終わらせ羽を伸ばせる、そう思った矢先にこの酔っ払いの介抱が待っていた。



「…早く、起きて下さいよ恭弥さん。」



孤高の浮き雲は恋人の膝の上で安らかに眠っていた。


───綱吉は、その恋人のおでこに口付けを交わして眠りから覚めるのを待ちわびた。





fin













有難うございまああああす!!!
もう、もう、どうしたらいいですかとりあえず超うれしいです!
かわいいなあヒバリさんかわいいなあ!!
しっかり者綱吉が素敵です!
私はこのあとディーノさんに骸の雷が落ちたと信じて疑わない。(合掌)
ヌエさんほんっとうにありがとうございました!!








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