生贄は紅いバラ






首筋にキスを受ける。そろりと撫でられて、背筋がぞくりと震えた。

「ね、いい?」

いいわけがない。吸われれば暫く動けないし、貧血は起きるしだいいち痛いのは嫌いなんだ。
でも、その熱っぽい視線にとらわれて、抜け出せない、断れない。

無言を肯定ととられて、今まで隠されていた長い牙が晒される。

「うっ……」

ぶつりと皮膚が破られる感覚。幾度やられても慣れない、慣れるはずのない。酷い痛み。生ぬるいものが皮膚を伝っていく。ざらざらとした舌でそれを舐めとられる。じゅる、と血を啜る音。
脂汗を浮かべて、こぶしを握り締めてそれに耐えていると、服の中にひんやりとした手が入ってきて肌をまさぐられる。

「ひっ!」
「・・・・・・色気のない・・・・・・」


俺に色気を求めるな!と言いたいけれど、そんな場合じゃない。

「あ、だめ、だめです・・・・・・!!」
「しらない」
「ちょ、ああ・・・・・・!」

いつの間にか傷口はふさがれて、目の前いっぱいにひろがる麗しい顔。ぞくりと背筋が震える。欲望をたたえる瞳とあいまって、ぺろり、と唇を舐めるしぐさは妖艶だ。

「君に拒否権はない」

そういって俺の唇をふさぐ彼にため息をついて、俺はおとなしくその身を差し出した。














あとがき
ほんとうにすいませんっした。(・・・・・・)えええええってかんじですよね!!ここまで来たなら裏にいけよって感じですよね!!でも申し訳ないかけないです。(泣)
あいかわらずありえないくらい短くて・・・・・・短編からSSに名称変えようか。
タイトルもいつもながら意味不明ですタイトル考えんの苦手なんだ・・・・・・。泣きたい。




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