ゆめをみたんだ。





「……夢?」
「そう、夢」
情事の合間につぶやかれる。
「きみが、しぬ夢を見た」
わずか震えて、笑った。
「……まさか、そんな。縁起でもない」
「……うん、知ってるのだけど」
それでも、夢が離れない。
黒髪を肩口に押し付ける。ぐちゅり、と繋がったところから聞こえ、息をつめた。
「っ、は」
「つなよし、きみは、しぬの?」
「あっ、う……そりゃ、人間いつかは死にます、よ……ぁん!」
「ちがう、」


ねえ、つなよし、しぬの?


動きを止めて、泣きそうな顔でそう呟いた雲雀恭弥に、綱吉は、息を吐いた。
――――――ああ、知ってしまったの、この人は。


「……なにも、知らないでいてくれたらよかったのに」
「綱吉、」
「そうです、俺は、しにます、もうすぐ」
「いつ。君は判っているんだろう」
「教えません」
「綱吉!」
「いやだ、あなたには、知ってほしくない!」
「なぜだ!」



「だって、あなたが絶望を知ってしまうから!」



「どんなにあがいたって俺は、その死に場所に自ら向かいます。誰にも邪魔はさせない。あなたにも。教えてしまったらあなた、止められなかったって泣くでしょう。壊れるでしょう。ねえ、あなたにそんな絶望は似合わない。それよりも憎んでほしい。何故置いていったと憎んでほしい。何故俺を殺したのかと、殺した奴を憎んでほしい。そうすれば、あなた、俺を忘れないでしょう」
「……君は、ひどい人間だ」
「ええ、俺は、ひどい人間です。あなたを狂わすこともせず、生き地獄に落とそうとする、ひどい人間です。ねえ、俺が憎いでしょう?恨めしいでしょう?」













「ほんとうに、ひどいね、さわだつなよし」














あとがき
どーうーしーてー。
なんっで予期せぬ展開になるのかね。
どろっどろにくらいうえに訳が分からね。
とりあえず綱吉が完璧壊れてる。
そして雲雀さんが少し子供っぽい。











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