「別にね、太陽に弱いわけじゃないし、十字架もにんにくも平気だし、人間より寿命が長いわけでもないしだいいち混血が進んでてヴァンパイアの血なんて薄くなっちゃってるし、まあ多少五感が鋭いとかそれくらいだし不老不死とかありえないんだよ普通に怪我するし」

ぐったりとその身をソファに横たえて、雲雀さんはぽつぽつと話す。

「だけど、銀は駄目。銀は、僕らの力を狂わせるんだ。それは、人の血を飲むまで静まることはない」

だから吸血鬼退治に銀は逆効果なんだよべつに銀に触れさえしなければ血が必要となることなんてないんだから、とため息をつく。

「そう、なんですか?」
「うん、誰も好んで血を飲んだりする奴いないよあんな美味しくないもの」
「はあ・・・・・・」


俺は思わず雲雀さんに血を提供した手首を見た。雲雀さんの手によってしっかりと手当てされている。
雲雀さんがち、と舌打ちした。

「僕としたことが、よりによって学校で」
「・・・・・・不可抗力では?」
「あんなの草壁にやらせりゃ良かった」

没収品の中に、まさか銀製品があるとは思っていなかったらしい。まあ中学生だしそんな高価なもの持ってる人なかなかいないよなあ、とは俺も思う。うっかり気づかずにシルバーのリングに触れてしまい倒れてしまった雲雀さんは、それでも意地で自らの足で応接室まで歩いた。まあそんな無茶をしたせいでこの人今現在立てない状態なんだけれど。
それより何より雲雀さんは人前で倒れたことに凄く悔しがっている。

「いったい誰なんだ学校にあんなもの着けてきたのは」
「さあ・・・・・・」

見つけ次第咬み殺してやる、と唸る雲雀さんには言えない。





(あれ、獄寺君のなんだよなあ)















あとがき
またかよ!とおもった方申し訳ありません吸血鬼ネタパート2。・・・・・・ほんっとうに大好きなんですええ。
もしかするとこの設定で長編書いちゃうかも。そのうち。
銀に弱い雲雀さん。だから身に着けるアクセサリーはホワイトゴールドかプラチナです。雲雀さんきっとセレブ。









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