柔らかい飴色の髪に手を伸ばす。くしゃり、とかきまぜると沢田は、くすぐったそうに首をすくませた。
「ヒバリさん」
僕を呼ぶ声が甘い。僕は、これほどまでに甘い声を他で聞いたことがない。
この子は、誰よりも僕を甘やかす。
「ねぇ、ヒバリさん。大好きです」
くすくすと鈴の音を鳴らすかのような声で笑いながら、僕にもたれかかってくる。抱きしめれば暖かな体温と緩やかな鼓動、柔らかな香り。泣きそうになる。この子が与えるまで知らなかったものが、僕には多すぎる。
人との接触を厭ってきた僕が、知らなかったもの。
「さわだ」
「なんですか?」
「……べつに」
へんなの、とほほを撫ぜられる。お互いの顔が近づいて、唇と唇が触れて、体温が上がる。情けないくらいこの子にすがっている自分を自覚する。
「すきだ」
「……はい」
「すき」
沢田が、僕の頭をそっと、その腕で抱きしめた。ぬくもり、で包まれる。
「愛してる」
髪に触れた何かは、きっと彼の口付けだ。
あとがき
よく判らない話になった。ううん。なんでだろう(あたしこんなんばっかだ)。
とりあえずつなよし大好きな雲雀さんが書けたからいいとしよう(よくない)。
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